割れ窓理論と、ごみ置き場
マンションのごみ置き場に、
収集されないまま残っているごみ袋。
(上記の写真のように、張り紙がされているものなど。。)
見たことありませんか?
弊社の清掃ワーカーによれば、
綺麗に整理されているごみ置き場には、
収集されないごみ袋が増えていくことは少なく、
ごみ置き場が汚いところは、
収集されないごみ袋や、放置された粗大ごみが、
どんどん増えて、荒れていく一方なのだそうです。。
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「割れ窓理論」という言葉、
聞いたことありますか?
アメリカの犯罪学者が発案した理論で、
「ブロークン・ウィンドー理論」
ともいわれています。
建物の窓が壊れているのを放置する
↓
誰も注意を払っていないという象徴になる
↓
他の窓もまもなく全て壊される
との考え方から、この名がついたようですが、
引用元:wikipedia
防犯、まちづくりの観点からも、
この理論は応用できるそうです。
引用元:防犯・まちづくりのヒントとガイド
実際に、落書きやゴミの放置が、
人々の反社会的行動を誘発するかどうかを調べた実験があります。
「ゴミのポイ捨て禁止」という掲示の周りに、
落書きのある駐輪場と、きれいな駐輪場を比較すると・・
前者のポイ捨ては後者の2倍以上にのぼったそう。また、買い物カートが何台か放置されたスーパーの駐車場は、
カートが片付いた駐車場よりも、やはり倍近いポイ捨てがあったそうです。さらに盗みという犯罪を誘発する割合も、
落書きのある状態、ゴミの散らかった状態では、
それがない場合の2倍前後にのぼったというのです。。
(引用元:釘原直樹(くぎはらなおき)著「人はなぜ集団になると怠けるのか」中公新書)
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ごみ置き場は、
その物件に、どんな方たちが暮らしているのか、
入居している人たちの質がわかる、
重要なチェックポイントのひとつといえます。
ごみ置き場が汚いということは、
入居者が捨てている場合と
外部の人が捨てに来ている場合が考えられますが、
(外部から人が入り込んでいる場合、防犯面の懸念もあります)
どちらにしろ、
物件の管理状態が悪いと、
ごみに限らず、その他の面でも、
管理会社の対応が悪い可能性が高いといえます。
すると、水漏れがあったときや、
室内の設備が壊れたときなど、
不具合を放置され、不便な生活が続いてしまいます。
もちろん、入居者が不満を持ち、
いずれ、空室が増えていくでしょう。
(前回の記事でも申し上げたとおりです。)
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ごみ置き場に貼り紙をしたり、
物件専用のゴミストッカーを設置したり、
それに鍵や防犯カメラを付けたり・・
色々な策があるかと思います。
その費用を惜しんでは、繰り返しごみトラブルが発生します。
でも、毎月の管理は大変ですよね・・
弊社では、ごみ置き場の簡易補習は無料。
ごみ置き場の利用マナー向上を最優先しております。
たとえ、ごみ置き場でも、
清掃しているものと、そうでないものは、大違い!
綺麗なごみストッカーにごみを捨てるのは、
とても気持ちが良いものです!
(写真をご覧いただければ一目瞭然かなと。)
放置ゴミに関しても、
弊社では、定期清掃の中で、
45Lゴミ袋1袋分は無料で処分しております。
(粗大ごみに関しては、
粗大ごみ券代と手数料はかかりますが、
各地方自治体のルールに従い、対応いたしております。)
せっかくなら、綺麗に維持して、
社会規範の割れ窓の一因にならないよう努力したいものです。
ごみの処理については、
お客様よりいつもありがたいお言葉を頂戴しており、励みになります、
ありがとうございます。
ごみ問題は、まだまだ奥が深いので、
また随時お伝えしたいと思います。