除草剤を詳しく知ろう
前回の記事で、 除草剤散布の時期として、
5~6月に1回、
9~10月に1回、の、
年に合計2回が効果大とお伝えしました。
しかし、除草剤といっても、
種類が膨大で何を選べばよいのかわからない・・
最近、除草についてのご相談が多いので、
除草剤について、まとめてみました!
除草剤は顆粒と液状の2タイプある
◆顆粒タイプ -雑草を予防したい方に-
・目的: 地面に溶けることで雑草が育たない土地にする。
・メリット: 効果が持続する。雨が降っても成分が流れないので天候に左右されない。
・デメリット:土に染み込んでから効果が発揮されるので、枯れるスピードが遅い。
(乾燥した土地には除草剤散布後、軽く水を撒いておくと薬剤の染み込みが早くなる。)
・補足情報:薬の効果が切れるまで野菜や植物を植えることができない。
◆液状タイプ ー今すぐ枯らしたい方にー
・目的: 直接葉っぱに散布することで薬を吸収させて枯らす。
・メリット: 即効性がある。植物にしか効果がないので、環境への影響が少ない。
・デメリット: 雨が降ると水で流されてしまうため効果が激減 。植物に直接効くため効果の持続が短い。
・補足情報:水で希釈して使うタイプとそのまま使用するタイプの2種類の薬剤がある。
(おすすめは希釈して使うタイプ。薄める手間はかかるが値段が安く、濃度を変えることで様々な場面で応用が利く。)
除草剤は上手に使い分けを
ススキなど強力な多年生雑草も枯らしたい場合は顆粒タイプ、
子供やペットが遊ぶ場所を除草したい場合は液状タイプ、と
雑草の種類や用途によって上手に使い分けましょう。
せっかくなので、雑草についても少しご紹介します。
雑草は一年生と多年生の2タイプ
◆一年生雑草
毎年新しい種子によって発生する雑草のこと。
春に発芽して秋に枯れる雑草と、秋に発芽して越冬し、春から夏に枯れる越年生の一年生雑草がある。
ホトケノザ(広葉雑草)・アカザ(広葉雑草)・エノコログサ(イネ科雑草)・スズメノカタビラ(イネ科雑草)・・・など
◆多年生雑草
種子で発芽後、地上部は一旦枯れるが地下部が生き残り、翌年再生する宿根草の雑草。
多くは種子で繁殖して、根づいて宿根草となりますが、地下茎が伸びて繁殖するものもある。
オオバコ(広葉雑草)・クローバー(広葉雑草)・スギナ(広葉雑草)・ススキ(イネ科植物)・・・など
できるだけ手早く終わらせたいもの
除草剤を使用する時は、マスクや手袋、長袖の服などを着用し、皮膚に直接触れないようにしましょう。
また、慣れないとどうしてもムラができてしまいがちです。
除草剤と一緒に使うと便利な道具を合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
詳しくは次の記事でご紹介します。