「宅配」の新しいカタチ
「置き配」「宅配ボックス」急増中
配達員の不安解消にも
新型コロナ対策として、配達員と直接接触しない「置き配」が急増しています。物流業界で大きな問題となっている「再配達」の解決策としても、「置き配」は注目されているようです。
ただ、通販利用者からは、「盗まれないか・・」「雨に濡れないか心配・・」などの不安の声も多くあり、今、宅配ボックスの設置がさらに注目を浴びています。実際、弊社の巡回スタッフからも、コロナの影響で、宅配ボックス設置物件が増えたようだ、との声がよく聞かれます。
宅配ボックスは、
多額の設備投資とスペースが必要・・
全国賃貸住宅新聞より発表された「入居者に人気の設備ランキング」によると、単身者向け2018年3位、2019年4位・ファミリー向け2018年4位、2019年5位と、宅配ボックスは常に上位にランクインしています。
しかし、実際に宅配ボックスを設置するには数十〜数百万円の設備投資およびスペースが必要となり、なかなか設置に踏み切れないオーナー様もいらっしゃいます。また宅配ボックスを設置しても、一部の入居者が専有してしまい、すべての入居者が宅配ボックス環境を享受できないという問題もときに発生しています。
そんな中、注目を集めているのが、置き配専用バッグ『OKIPPA(オキッパ)』です。普段は小さく折りたたんで玄関のノブなどに引っかけておくことができるが、広げると2リットルのペットボトルが18本も入る大きさに。そこに配達員が荷物を入れ、バッグにカギをかける仕組みです。
宅配業者がバッグを広げて荷物を入れ、南京錠で鍵をかける。一般的な段ボール箱なら余裕で入るといい、税込み3980円。専用アプリで配送状況を確認することもできます。
安価・省スペース・工事不要の各戸専用、と、宅配ボックス導入のハードルを大きく下げることができます。
コロナで注目される「非接触型」サービス
人と人との直接的、間接的な接触を減らす非接触のアイディアを、緊急事態宣言が解除された今、第二波に備えることが重要ではないでしょうか。
宅配ボックス以外には、玄関キーにICチップを埋め込み、その部分をセンサーにかざすだけでオートロックが解除される「非接触キー」なども注目されているようです。
コロナ対策だけでなく、空室対策にも有効かと思います。ご参考になれば幸いです。