【第3回】BMクラウド ネットショップ誕生ストーリー
「単発発注から“メンテナンス一式”へ!? デジタルビルメンテナンスの可能性」
インタビュー概要
- インタビュー対象:BMクラウド 代表取締役 近藤 統嗣(こんどう・もとつぐ)
- インタビュアー:BMクラウド 広報担当 松川 麻衣(まつかわ・まい)
はじめに
これまでの第1回・第2回では、BMクラウドのネットショップが「なぜ誕生し、なぜ150以上のメニューを提供しているのか」について深掘りしてきました。
第3回は、「単発のスポット依頼」から「建物メンテナンス一式まで扱ってほしい」という声が増えた背景を中心に、ネットショップがもたらす新しいビルメンテナンスの形を探っていきます。
目次
- 単発依頼から広がる“一式発注”のニーズ
- もともとのコンセプト:分離発注をしやすく…のはずが?
- ネットショップのメニュー拡充で生まれた新展開
- デジタルビルメンテナンスへの第一歩
1. 単発依頼から広がる“一式発注”のニーズ
松川:「前回は『150種類ものメニューがあるから、何でもネットでお願いできる』というお話でしたよね。でも今度は“メンテナンス一式”をまとめて依頼したいという声が増えてきたと?」
近藤氏:「はい。最初は“清掃だけ”“消防点検だけ”“軽作業だけ”など、単発の依頼に対応できるネットショップとして始まりました。ところが、メニューが増えるにつれ、『もう一括で全部任せられないの?』というご要望をいただくようになったんです。」
2. もともとのコンセプト:分離発注をしやすく…のはずが?
松川:「それは面白いですね。最初は分離発注しやすいプラットフォームにしよう、という構想だったとか?」
近藤氏:「そうなんです。『オーナー様や管理会社様が、清掃なら清掃業者、植栽なら造園業者…といった形で柔軟に発注できる』仕組みを目指していたんですね。ところが、いざ150以上のメニューを整えたら、『それならもう分けずにまるごと発注する方法はないの?』と(笑)。想定以上に“楽をしたい”というニーズが高かったということでしょうね。」
3. ネットショップのメニュー拡充で生まれた新展開
松川:「確かに150種類もあれば、ちょっとした雑務から定期清掃、法定点検までまるっとお願いできそうです。」
近藤氏:「はい。特に大規模物件では、清掃や定期点検だけでなく、突発的に起こる修繕や不用品回収など、多岐にわたる業務が発生します。それらをまとめて『一式』としてネットショップで契約し、必要なタイミングで追加依頼する――そんな運用スタイルが生まれてきています。」
4. デジタルビルメンテナンスへの第一歩
松川:「単発でも一式でも、発注から決済までオンラインで完結できるのは便利ですね。」
近藤氏:「そうですね。従来は紙ベース・電話・FAX・メールなどバラバラなやりとりが多かったと思いますが、ネットショップ化によってデジタルの強みが生かせます。次回は、建物管理計画(ダッシュボード)や報告書管理など、**さらに進んだ“デジタルビルメンテナンス”**の姿を詳しくお話ししたいと思います。」
松川:「楽しみです! では次回は、その“ダッシュボード”の話をメインにお聞かせください!」