目次
アセットコミュニケーションズはどんな会社で何を目指している?
宇都宮:
まず、アセットコミュニケーションズがどんな会社で、何をしようとしているのかを教えてください。
近藤:
アセットコミュニケーションズは、”アプリで賃貸経営”というビジョンを掲げる、不動産のあらゆる管理業務の課題を解決する会社です。
今年で12期目となります。
当初は不動産を持つオーナー様に向け、入出金明細・入出金のデータをもとに作成した総勘定元帳・PLやBLを作成する会計システムを提供するシステム会社としてスタートし、今まで2万人を超えるオーナー様にサービスを提供してきました。
その後、建物管理に関わるサービスを開始しました。
不動産経営は、家賃の管理=「会計管理」と「建物管理」が2大コア業務になります。
会計管理と建物管理。この2つのデータをアプリで管理できれば、アプリで賃貸経営という世界の実現に近づくと思い、建物管理のうちの清掃業務を約8年前にスタートさせています。
”アプリで賃貸経営”を目指し不動産経営に特化したWebアプリを開発
近藤:
実は8年前から、いつ・どこで・だれが・どのような建物管理業務を実施しているかが一目で分かる仕組みをWebアプリで提供しています。
現在、弊社は首都圏で約1万棟の建物を管理しており、1日あたり600〜700件の業務が発生しています。
このノウハウを活かし、”アプリで賃貸経営”というビジョンのもと、運用している物件のお金の流れと物件のメンテナンスの全てが可視化する仕組みを日々アップデートしています。
2021年には「BMクラウドネットショップ」をリリース
近藤:
さらに2年前には、建物管理1万棟を行っていく中でクラウドの仕組みをもっと使いやすくするため、不動産のネットショップという機能をリリースしました。
BMクラウドネットショップでは、オンライン上で簡単に、賃貸経営に欠かせない建物管理サービス(清掃・点検・原状回復など)の見積・発注が可能です。
インターネットで買い物をするように、協力会社との契約、業務管理、請求管理までを行うことができます。
賃貸経営のサポートには会計データが重要
宇都宮:
アセットコミュニケーションズのサービス開発において、『会計の仕組みから』というところにこだわりを感じました。
そもそも、会計ソフトを作ろうとおもったきっかけは何だったのでしょうか?
近藤:
自分が賃貸経営をしていた中で、そもそも経営のデータがないということに気がつきました。
物件の入出金明細は確認できましたが、「これってなんか違うんじゃないか」「経営という観点で言えば稼働率とか、ベースとなる税務との関連、もうちょっと経営目線のデータが必要なんじゃないか」と思ったんです。
そこで、まずはデータをクラウドに載せてインターネットでいつでも見られるようにしたい、そして”アプリで賃貸経営”を実現したいと考えました。
そのためには、まずお金回りのデータが必要だったんです。
宇都宮:
”アプリで賃貸経営”の実現には、会計データのクラウド化が欠かせないポイントだったんですね。
近藤:
我々が達成したいビジョンは”アプリで賃貸経営”、つまり不動産オーナーの賃貸経営をアプリでサポートしていくことです。
現状、賃貸管理の世界は経営というより人間関係中心の属人的な管理になっています。
例えば、株式市場では保有株式の時価総額や運用のパフォーマンスがすぐわかりますよね。
長い道のりではありますが、賃貸経営も同じような世界を目指したいと思っています。
全てアプリで、お金の流れ・メンテナンスの流れなどの運用状況が管理でき、管理会社がそれをもとに提案できる支援を行っていきたいと考えました。
そのために、まずは会計データが大事になってくるんです。
宇都宮:
業務をこなすだけではなく、数値化して見える化するために会計を重要視されているということですね。
賃貸管理業務のアウトソーシングサービス「らくっとくん」を開発
宇都宮:
現在、「らくっとくん」というサービスを開発していますよね。
BMクラウドネットショップなど、既に展開している他サービスとはどのような違いがあるのでしょうか。
近藤:
「らくっとくん」は、中小不動産会社向けに開発した、物件を一棟から管理代行するアウトソーシングサービスです。
管理戸数が少ない中小規模の不動産会社において、価格や機能面などでニーズに合致した管理業務のサポートサービスがないのではと思い、サービスを立ち上げました。
らくっとくんを導入することで、不動産会社は賃貸管理の3つの基幹業務をクラウドで完結できるため、日々の雑務から解放されるとともに自社の営業に集中できます。
中小規模の不動産管理会社にフィットしたサービスを
宇都宮:
らくっとくんの開発に至るまでには、どのような経緯があったのでしょうか。
近藤:
らくっとくん開発の背景のひとつとして、2021年6月に賃貸住宅管理業法が施行され、管理業務の適正化が求められるようになってきたことが挙げられます。
これまでも、会計システムや基幹システム、建物管理に関わるサービス、入居者対応のコールセンターなど、様々な便利なサービスはありました。
しかしながら、そのようなシステムやサービスは、中規模以上の管理会社向けに設計されているんです。
具体的には、既に1000戸以上を管理していたり、日管協に登録していたりする規模以上の管理会社向けに設定されています。
つまり、これから500戸を目指したいというような小さな管理会社向けには設計されていないんです。
最低料金が月額20万円〜だったりと、管理戸数が数十戸では使いたくても使えないですよね。
管理会社は全国に零細企業も含めると2〜3万社あると言われています。
実は、企業の数としては管理戸数200戸以下程度の中小零細企業の方が多いんです。
また、不動産業を営む中で結果として数百の管理を行っている、という管理会社も多くあります。
ところが、この規模の管理会社向けに適切なサービスが設計されていないのが現状です。
例えば、不動産売買の買取再販が盛んになっていますが、買取再販した際にオーナーに「管理もやってよ」と言われても、24時間入居者対応や建物の点検などに手が回らないんです。
そんな話を耳にするようになり、本当に管理のサービスをもとめているのは、事業開始直後の仲介会社や管理戸数数十〜数百戸規模の管理会社なんじゃないか、と思い至りました。
そこで、我々も従来は中堅以上の管理会社にサービスを提供していましたが、改めて中小の管理会社にフィットした形でもサービスを提供したいと思って、立ち上げたサービスがらくっとくんです。
らくっとくんは、従来の中堅向けのサービスをかいつまんで提供するのではなく、機能やクオリティは保ったままパッケージサービスとして低価格で提供することで、中小規模の管理会社における賃貸管理のオンライン化およびクラウド管理を実現します。
らくっとくんの機能・ポイントを紹介
- 建物維持保全
約120種別共用部のメンテンナス、専有部、大規模修繕これらをBMクラウドネットショップを通じて業者の手配、受発注の管理をクラウド上で完結
- 入居者対応
24時間コールセンターとBMプライム緊急駆付けのアプリ
コールセンターだけ、オーナーアプリだけ、など単一のサービスはたくさんありますが、
らくっとくんは全てを一元的にクラウドで完結することができます。
【先着10社】らくっとくんのモニター募集を開始
<2つのポイント>
➀390円/戸
管理のDXを進めていく中で、コストを抑制しつつ管理戸数を増やすことができる。
不動産会社様の手数料は15%相当で85%が粗利に(※)
※初期条件:賃料5.8万円管理手数料5%2900円、らくっとくん1戸390円。
営業利益率は業界団体資料をもとに試算
※上記試算100万円アップは戸数300の年間ベース
②1棟10戸からご利用可能
らくっとくんは1棟戸数10戸からご利用可能です。
500戸ある管理物件のうち10戸からまずはお試しいただくことも可能です。
入り口の障壁を低くして、この機会にらくっとくんの提供するサービスの価値を感じていただきたいと思っています。
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