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マンション管理人設置条例と”人手不足”の現場ギャップ

マンション管理人の”人手不足”が社会課題化しているのをご存じでしょうか?

特に東京23区の中心部に位置する11区(港区、中央区、千代田区、渋谷区、目黒区、台東区、豊島区、文京区新宿、中野区、品川区)の”人手不足”が深刻です。

マンション管理人の役割は?

マンション(集合住宅)では集合住宅指導要綱・条例等の行政指導により、管理人の駐在が義務付けられています。

マンションの管理人の仕事は大きく4つです。

1. 受付等の業務 

2. 点検業務 

・建物、諸設備、照明の点灯・消灯、管球類等の点検 

・ 諸設備の運転及び作動状況の点検並びにその記録 

3.立会業務 

・外注業者の業務の着手、履行の立会い 

・ゴミ搬出時の際の立会い  等

 4. 報告連絡業務

・ 各種届出、点検結果、立会結果等の報告 等

マンションにお住まいの方は共用廊下やゴミ置き場を清掃される管理人にお会いしたことがあるのではないかと思います。管理人はマンション住民の居住環境を整えることが主な仕事と言えます。

管理人は常駐型?巡回型?

マンションの管理人は大きなマンションでは常勤ですが、マンションの戸数によって「定期巡回・4時間駐在・8時間常勤」等の基準が定められています。区の条例等で基準が定められています。

東京11区(港区、中央区、千代田区、渋谷区、目黒区、台東区、豊島区、文京区、新宿区、中野区、品川区)の「マンション管理人設置基準」はおおむね以下の基準となっています。

・30戸未満 定期巡回

・30~50戸 4時間駐在

・50戸または100戸以上常勤

人手不足と現場とのギャップ

マンションは都心部で需要が高く、近年建設されたマンションは敷地内にゴミ置き場があり、自治体が指定するゴミ収集場所への移動が必要となります。

ゴミ集積時間の朝8時前にゴミ置き場へゴミを移動するためには、早朝スタートの仕事となります。(6時半からや7時からなど)

ところが、マンション管理人を請け負う人はマンションの近くに住んでいないという現実があります。通勤時間を考えると都心のど真ん中にある11区は通いにくいことが地図を見るとわかります。

さらにマンション管理人は、シルバーセンター人材が多く、定年後の高齢者が担ってきましたが、定年延長などの影響でさらに人材不足になっています。

マンション管理人、オフィスビルの清掃などの求人は求人誌の常連となりかなりの割合を占めるようになりました。その中でも、特に「朝のゴミ出し」が必須となるマンション管理人は募集しても集まりません。人を集めるためには時給を上げる必要がありますが、そう簡単には行きません。

果たして、自治体のマンション管理人設置条例は、現在の”人材不足”にあっているのでしょうか?絵に描いた餅になっていないか?現状を把握して打開策を見つけていく必要があると言えます。

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