【緊急企画】連載決定!建物管理を取り巻く環境とコロナショックによる近未来
不動産業界は今、何をすべきなのか
今回、緊急企画として、本ブログを通じ
「建物管理・賃貸管理を取り巻く環境とコロナショックによる近未来」をシリーズとしてお届け致します。
【目次】
【第1回】 近未来①「シルバーさん依存の建物管理現場の瓦解」
【第2回】 近未来②「オーナー業務の転換(1):AssetApps 賃貸管理業務の徹底クラウド化」
【第3回】 近未来③「オーナー業務の転換(2):AssetApps チームチャット、リアルタイムUX」
【第4回】 近未来④「建物管理業務の転換(1):withBMクラウド 建物管理業務の徹底クラウド化」
【第5回】 近未来⑤「建物管理業務の転換(2):withBMクラウド 社会的リソースシフト策へ」
建物管理の現場及びオーナー業務の対応最前線からの声をまとめてまいります。
新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソン
「今すぐできる正しい情報発信をしたい」
「新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです。1年は続く可能性のある長いマラソンです。」
とiPS研究の山中教授が3月13日に個人でホームページを開設されました。
弊社でもリスクシナリオとして
「コロナ感染対策が1年以上継続」することを前提に事業継続性強化の取組みを行っております。
不動産クラウド企業としての弊社の取組みが、
業界のアフターコロナ/withコロナ時代のモデル転換に参考になれば幸いです。
シリーズは5回予定
【第1回】 近未来①「シルバーさん依存の建物管理現場の瓦解」
【第2回】 近未来②「オーナー業務の転換(1):AssetApps 賃貸管理業務の徹底クラウド化」
【第3回】 近未来③「オーナー業務の転換(2):AssetApps チームチャット、リアルタイムUX」
【第4回】 近未来④「建物管理業務の転換(1):withBMクラウド 建物管理業務の徹底クラウド化」
【第5回】 近未来⑤「建物管理業務の転換(2):withBMクラウド 社会的リソースシフト策へ」
第1回「近未来①:シルバーさん依存の建物管理現場の瓦解」導入部分をご紹介
お気づきのことと思いますが、マンション管理や建物管理の現場ではシルバーさんと言われる65歳以上の方々が多く働いてらっしゃいます。
ビルメンテナンス業では、「65 歳定年制」の導入率は約 25%となっており、高齢者雇用のリーディング産業といえます。(図表1参照)
また、継続して働ける上限年齢を 65 歳以上とする企業が実に 94%(70 歳以上は 16%)を占めている(図表2参照)ことからも、健康・体力が続くかぎり生涯現役をサポートしてきたのがビルメンテナンス業の実像ではないでしょうか。
コロナにより高齢者の自宅隔離要請があった場合
高齢者は新型コロナウイルスの感染のリスクが高いとされることを踏まえ、年齢層を明示した上での外出自粛要請も予想されます。
例)イギリス 70歳以上
参考:https://www.bbc.com/japanese/51903249
例)米国カリフォルニア州 65歳以上
参考:https://mainichi.jp/articles/20200316/k00/00m/030/065000c
3月16日には、厚生労働省が
「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(エイジフレンドリーガイドライン)を公表しました。
アフターコロナ/withコロナ時代のモデルが急務となるのは言うまでもないでしょう。
高齢者がビルメンテナンス業を支えている
このことを示すデータの 1つに「年齢層別従業員構成比」があります。
(社)全国ビルメンテナンス協会が行った「N0.35実態調査報告書」では、60歳以上の高齢者が従業員全体の26% (うち50%はクリーンクルー)となっています。 50歳以上の中高年者は、実に従業員全体の60%を超えています。
「清掃管理業務」 「設備管理業務」 「警備保安業務」は、ビルメンテナンス業が提供するサービスの 3本柱とされています。
これ以外に「保全管理業務」や「環境衛生管理業務」等があります。近年では「ファシリティ ーマネジメント」「プロパティーマネジメント」といった、建物や施設の企画・建設・運営・維持の一貫したマネジメントサービスの分野にも進出しています。
ビルメンテナンス業界60年の歴史のなかで一貫して主力サービスの地位にあり、ビルメンテナンス業の礎となり成長・発展を支えてきたのは「清掃管理業務」です。この清掃管理業務に従事する人々が“クリーンクルー”なのです。
マンション管理現場スタッフ 高齢化率70%へのインパクトは・・
次回の記事より、詳しく考察してまいります。